視覚障がいの方と愉しむアロマ

 

視覚に障がいのある方と愉しむアロマ講座について

コロナ感染懸念により、2024年1月時点での講座の予定は決まっておりません。

 

視覚に障がいのある方のサポート(ボランティア)について

現在、コロナ感染予防の対策を徹底し安全性を担保した上で、個々にサポートをしております。

しかし、感染拡大懸念から、現在のところは、新たなボランティアの募集はしておりません。

今後の動向を見極めた上で、必要に応じて今後の対応を検討していきます。

 

視覚に障がいがある方たちへ、私達ができること。

2013年に、初めて広沢里枝子さんにお会いしました。

そのご縁がきっかけで、視覚に障がいのある方向けのアロマ講座を開催する機会を頂きました。

2013年以降は、アロマ講座や親睦会、イベントなどを開催。

長野県各地域にも、視覚に障がいがある方達がたくさんいらっしゃいます。

そして、毎年のように、視覚に障害のある方の不慮の悲しい事故などが起きています。

盲導犬を連れた方、白杖を持った方などが暮らす日常には、様々な障害があります。

その中でも、私達がサポートできることは、紙媒体に書かれた内容の把握や移動手段のサポートと考えています。

そこで、現在はアロマの講座に加え、皆さんが必要としていることを実際に伺った上で、読み書き支援や買い物の同行、手仕事のサポートなども行っています。

ひとつひとつは、とても小さいことですが、これからも私達ができる事を地道に続けていきたいと思っています。

ボランティアに関心のある方は、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。

アロマセラピー講座「香りを愉しむ優しい時間」

2014年9月23日(祝)

参加者は、24名+1匹の盲導犬ネルーダ。

視覚に障がいのある方、付き添いの方、晴眼のボランティアの方たち。

当日は、皆さんとの再会と出会いを祝福するかのような良いお天気に恵まれました。

視覚に障がいのある方の同行が必要でしたので、お天気が良いというのは本当に助かりました。

会場は、上田市の音楽村さん。

内容は、アロセラピーミニ講座、参加してくださった皆様のハーモニカ、バイオリン、オカリナ、ピアノの演奏。

その後は、場所を移して花風里さんでお食事。

さらに、じねんや糸川さんでコーヒーとパウンドケーキを頂きながらの楽しい交流会を行いました。

参加者の皆様は、はじめましての方、お久しぶりの方、顔なじみの方とそれぞれ。

最後は皆さん、すっかり打ち解けてくださって始終和やかな会となりました。

皆さんとの愉しい時間は本当に有意義で、心まで晴れやかになった秋の1日でした。
ご参加くださった皆さま、送迎などを快諾し協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

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参加してくださった方からのお声

送迎とサポートをしてくださったMさん(上田市在住)

アロマのお勉強を始めた頃、視覚障がいの方のアロマ講座のお誘いがあり、何かお役に立てることがあればと参加させていただきました。
私は視覚障がいの方の手助けをさせていただければと思っていたのですが、それは大きな勘違いでした。皆様とアロマの香りを楽しんだりゲームをしたり音楽を聴いたりするうちに、それぞれの皆様の豊かな感性と素直で純粋な心が胸に飛び込んできて、今のご自分を大切に愛でられている姿に私も真直ぐな温かい気持ちになっていくのが分かりました。
この日皆様と触れ合うことができて幸せな気持ちを一杯いただき、うれしい一日になりました。


広沢里枝子さん(SBCラジオ「里枝子の窓」パーソナリティー、ピアカウンセラー、長野大学非常勤講師)2013年3月

視覚障がい者のためのアロマセラピー講座を初めて開いていただいた時の新鮮な感動は、とりわけ心に残っています。お部屋に入る前から、ふんわりと甘い香りが漂ってきて、いつもの会議室が別世界のように感じられました。五十嵐さんの優しい声に導かれて、私達、目の不自由な参加者は、入れたてのフレーバーティーをいただきながら、アロマセラピーとは何かというところから、ゆっくりと教えていただきました。

次にいくつもの香りを体験しました。親しみのある柑橘系の香りに思わずにっこりしたり、花の好い香りにうっとりしたり。特に私は、イエス様の聖誕のおりに三賢者が贈ったフランキンセンス(乳香)の香りを初めて嗅がせていただき、イエス様もマリア様もヨゼフ様も嗅いだ、その同じ香りを自分も今、胸の奥深く吸い込んでいることに、喜びが湧きあがってきました。

そして次は、参加者一人一人に五十嵐さんのご友人たちが付き添ってくださり、サシェ(匂い袋)作り。最後は、二人一組になってのハンドトリートメントで、心地好い香りと肌の触れ合いを体験しました。

私は、これまでにも視覚障がい者のための講座をいろいろ企画してきましたが、参加者の方たちが、これほどに和みゆるんでいる様子には、初めて接した気がします。
アロマセラピーには、こういうことができるんだなあと、驚きをもって実感しました。

この講座の後、五十嵐さんには、「上田自由塾」の講座として、視覚障がい者のためのアロマセラピー講座を開いていただきました。今年も講座を「上田自由塾」で開いていただけるとのことで、皆で楽しみにしています。

私自身も、五十嵐さんのおかげで、アロマの世界への扉が開かれました。教えていただいたいくつかの精油を購入して、この頃は、毎晩のように芳香浴を楽しんでいます。フランキンセンスや、ユーカリ・ラティアタの小さな精油のボトルは、今や、どこに行くときも持って行く私のお守りです。

講座に参加した全盲の方で「アロマにはずっと興味があったけれど、自分には近づけないと思っていたの」とおっしゃった方がありました。野に咲く花のように、誰にも分け隔てなく香りを届けようとする五十嵐さんの取り組みが、これからもふんわりと優しく人々に伝わっていきますようにと願っています。

ジャスミン


視力を失った方へ伝えたメッセージ

あなたは目が見えなくなって幸せですね。

それは、神様からのプレゼントです。

目が見えなくとも変わりに心の目が開く。 心が一番大切なのです。

その心が磨かれるのですから、それは幸せなことなのです。

神様は、いつもあなたのことを見守ってくれています。

マザー・テレサ