次回の講座の予定です。
[日時] 平成28年5月18日を6月以降に調整中です。
日時が決まり次第、直接ご案内致します。
[場所] 場所 上田市ふれあい福祉センター(社協)もしくは東御中央公民館
[受講料] 無料
[材料費] 実費
*講座の詳細は参加希望の皆様に、直接講師よりお電話かメールでお知らせ致します。
*視覚に障がいのある方を対象としていますが、付き添いの方も愉しんで頂ける内容になっております。
・・~講座ボランティアについて ~・・
この講座は、サポート、送迎をして下さる方によって支えられております。
ボランティアは必要に応じて、こちらからお声掛けさせて頂いております。
現在、ボランティアに関するお問い合わせは受け付けておりませんのでご了承ください。
・・ 目の不自由な方達との出逢い ・・
視力を失った日本人女性にマザー・テレサが伝えたという言葉
「あなたは目が見えなくなって幸せですね。
それは、神様からのプレゼントです。
目が見えなくとも変わりに心の目が開くのです。
心が一番大切なのですよ。
その心が磨かれるのですから、それは幸せなことなのです。
神様は、いつもあなたのことを見守ってくれています。」
マザー・テレサはそういうと、その女性のために祈りを捧げられたそうです。
・・ 衝撃 ・・
「目が見えなくなって幸せ?」
その本に書かれていた言葉は、あまりにも衝撃的でした。
この世の中に「目が見えなくなって幸せ」と確信を持って言える人が一体どれだけいるのでしょう。
そう迷いもなく伝えることができるのは、マザーテレサゆえ・・・
・・ 皆様との関わりをライフワークに ・・
沢山の言葉を残されたマザー・テレサ。
その1つの言葉の意味を心で感じることができたのは、初めて目の不自由な方向けの講座をさせて頂いた時でした。
皆様にお会いした時の感動は忘れられません。
その後も講座や個人的にお会いする機会を頂き、その度に、皆様からどれだけ多くのものを頂いたことか・・・
私はクリスチャンでもありませんし、いわゆる無宗教です。
そんな私ですが、
自然と、マザー・テレサが残した沢山の言葉の意味を、ひとつひとつ少しでも理解できるようになりたいと願うようになりました。
皆様と共に過ごした秋の1日
アロマセラピー講座「香りを愉しむ優しい時間」と「心の交流会」開催
2014年9月23日(祝)
付き添いの方、晴眼のボランティアの方も含め、24名の方と+1匹の大事なパートナーにご参加頂きました。
皆様との再会と出会いを祝福するかのような良いお天気に恵まれ、まずは音楽村さんにてのアロマミニ講座。
そして、参加してくださった皆様のハーモニカ、バイオリン、オカリナ、ピアノの演奏。
その後、場所を移して花風里さんでの美味しいお食事。
更に、じねんや糸川さんで、美味しいコーヒーとパウンドケーキを頂きながらの楽しい交流会。
参加者の皆様は、はじめましての方、お久しぶりの方、顔なじみの方とそれぞれでしたが、最後は皆さん
すっかり打ち解けてくださって始終和やかな会となりました。
大勢の皆様と共にとても愉しい時間を過ごすことができ、心まで晴れやかになる快晴の秋の1日でした。
ご参加頂いた皆様、送迎等快くお引き受けくださった皆様、本当にありがとうございました。
~・~ 講座に参加してくださった方からお声を頂きました ~・~
当日、送迎、サポートに入ってくださった上田市在住の方
アロマのお勉強を始めた頃、五十嵐先生から視覚障害の方のアロマ講座のお誘いがあり、何かお役に立てることがあればと参加させていただきました。
私は視覚障害の方の手助けをさせていただければと思っていたのですが、それは大きな勘違いでした。
皆様とアロマの香りを楽しんだりゲームをしたり音楽を聴いたりするうちに、それぞれの皆様の豊かな感性と素直で純粋な心が胸に飛び込んできて、今のご自分を大切に愛でられている姿に私も真直ぐな温かい気持ちになっていくのが分かりました。
この日皆様と触れ合うことができて幸せな気持ちを一杯いただき、うれしい一日になりました。
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広沢里枝子さん(4代目盲導犬ジャスミンと暮らす SBCラジオ「里枝子の窓」パーソナリティー)
「イエス様生誕に贈られた香りとの出会い」
2013年3月、五十嵐知子さんに視覚障がい者のためのアロマセラピー講座を初めて開いていただきました。そのときの新鮮な感動は、とりわけ心に残っています。お部屋に入る前から、ふんわりと甘い香りが漂ってきて、いつもの会議室が別世界のように感じられました。五十嵐さんの優しい声に導かれて、私達、目の不自由な参加者は、入れたてのフレーバーティーをいただきながら、アロマセラピーとは何かというところから、ゆっくりと教えていただきました。
次にいくつもの香りを体験しました。親しみのある柑橘系の香りに思わずにっこりしたり、花の好い香りにうっとりしたり。特に私は、イエス様の聖誕のおりに三賢者が贈ったフランキンセンス(乳香)の香りを初めて嗅がせていただき、イエス様もマリア様もヨゼフ様も嗅いだ、その同じ香りを自分も今、胸の奥深く吸い込んでいることに、喜びが湧きあがってきました。
そして次は、参加者一人一人に五十嵐さんのご友人たちが付き添ってくださり、サシェ(匂い袋)作り。最後は、二人一組になってのハンドトリートメントで、心地好い香りと肌の触れ合いを体験しました。
私は、これまでにも視覚障がい者のための講座をいろいろ企画してきましたが、参加者の方たちが、これほどに和みゆるんでいる様子には、初めて接した気がします。
アロマセラピーには、こういうことができるんだなあと、驚きをもって実感しました。
この講座の後、五十嵐さんには、「上田自由塾」の講座として、視覚障がい者のためのアロマセラピー講座を開いていただきました。今年も講座を「上田自由塾」で開いていただけるとのことで、皆で楽しみにしています。
私自身も、五十嵐さんのおかげで、アロマの世界への扉が開かれました。教えていただいたいくつかの精油を購入して、この頃は、毎晩のように芳香浴を楽しんでいます。フランキンセンスや、ユーカリ・ラティアタの小さな精油のボトルは、今や、どこに行くときも持って行く私のお守りです。
講座に参加した全盲の方で「アロマにはずっと興味があったけれど、自分には近づけないと思っていたの」とおっしゃった方がありました。野に咲く花のように、誰にも分け隔てなく香りを届けようとする五十嵐さんの取り組みが、これからもふんわりと優しく人々に伝わっていきますようにと願っています。
広沢さんとの出逢い、そして、それぞれ素晴らしい可能性を秘めた皆様との出逢いは、人生において、とても大きな意味を持ったものでした。
マザー・テレサがおっしゃるように「大河の一滴にすぎないかもしれない」
そんな小さなことでも、少しずつ少しずつ、皆様の可能性が花開くような活動を共にできればと思っています。
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数年前まで目の不自由な方と直接接する機会が全くなく、盲導犬を連れている方を見てもどう対応して良いのか正直分かりませんでした。そして、その後、アロマの講座をさせて頂いた際に、サポートや送迎などで講座に参加してくださった晴眼の皆様も一様に同じことを仰っていました。
ここ数年で、同じ東御市や上田、小諸、長野、各地の目の不自由な方にお会いする機会に恵まれ、自分が暮らす地域にこんなにも沢山の方がいらっしゃるのだという事を知り正直驚きました。
それからと言うもの、自分に何かできる事があるだろうかと考えるようになりました。
昨年、盲導犬への危害、目の不自由な少女への危害という悲しいニュースが立て続けにありました。
そして、まず感じたことは、私と同じような方に「知って頂く機会を作ること」でした。
自分自身が知らないがゆえに何もできずにいたように、それが「盲導犬を連れた方にお会いした時の対応」でも「お困りになっている時のお声掛けのタイミング」でも、まずは、小さな事から・・・
そう思いました。