アロマ・フィエスタからのメッセージ

「迷い」

このＨＰを訪れてくださった皆様は、アロマの世界が初めての方、勉強中の方、すでにアロマに関わるようなお仕事をされている方と、様々なお立場の方がいらっしゃることと思います。そんな皆様の中には、これからアロマを学びたい、アロマの資格を取得したいと思われながら、その後の活動などがイメージできずに、一歩を踏み出すことを躊躇されている方もいらっしゃるかもしれません。私もアロマの資格を取得はしたものの、当初は一体何から手を付けていけば良いのか分からずに迷っていたひとりです。

そして、あの東日本大震災。

偶然同じタイミングで様々な事が重なり、それまで培って来た形あるもの、形ないもの、アロマに関するほとんど全てのものを手放しました。

一旦は手放したアロマの世界。

しかし、あらためて振り返って見ると、手元にほんの少しだけ残っていた精油が･･
久しぶりに見たマザー・テレサの迷いのない強い瞳が･･
母の言葉が･･

完全に手放したと思っていたアロマを細い糸で繋ぎ止めていてくれました。

そして、ある先生の言葉が、将来への迷いと不安を払拭してくれました。

「生きていると、環境の変化で同じ状態で仕事を続けていく事ができなくなるというのは、いつでも起こり得ること。もうアロマの道を歩めないと打ちのめされる時もある。不安に押し潰されそうになる。

それでも、「アロマ」という世界に巡り合えた事実は変わらない。きっと、今までも、アロマに関わっていたからこその素晴らしい出会いもあったはず。全てを手放したはずが、積み重ねた智慧と触れ合いの記憶が残った手と、そして今までに出逢った人達がいる。まずは、それをもう一度思い出して欲しい。

そして、自分の持続可能なアロマの道を模索すれば良い。とにかく続けること。小さな経験を重ねること。 アロマの仕事は、年齢を重ね、続けていく事こそが力となり、やがて智慧となる。そして、香りを通して、人の心に寄り添うことができるセラピストになっていける。とにかく続けること。

それが今後もあなたにとって最良のことであり、あなたを必要としてくれる人のためにもなる。」

「今、再び･･･」

そして、今、再び、沢山の皆様との素晴らしい出会いに恵まれ、同じ時間を共有させて頂けているのは、まさしくアロマを介してであり、そして、アロマを続けていたからです。だからこそ、アロマに興味を抱きながらも、最初の１歩を踏み出すことを迷われている方には、この先生の言葉をお伝えしたいと心から思います。

「共に」

植物の香りには、神様が与えてくださった自然の力が満ちています。そして、その香りは、人の手を介することで、より大きな力を伴って私達に寄り添います。「アロマセラピー」よりも「芳香療法」という言葉の響きに惹かれます。ご自身のために、そしてあなたを必要として下さる方のために･･･ 共に「芳香療法の道を」と願う方との、新たな出会いを心から楽しみにしております。

フランキンセンスの「喜び」

夢を聞かせていただけますか？。アロマと言うのは、香りだけでなく触れ合いも含め、とても優れたコミュニケーションの１つです。今まで講座に参加してくださった皆様の中には、アロマを使ったコミュニケーションによって、どなたかに喜んで頂けたことがきっかけで、ご自身が立ち直れることができたと言う方が何人もいらっしゃいます。

アロマを始めるのに、年齢は関係ありません。 古来から神聖なエピソードに彩られた魅惑の香り「フランキンセンス」一歩の勇気が、ご自分にとっての大きな喜びとなり得るかもしれない。聖なる意思を呼び覚まし喜びをもたらす「フランキンセンス」のような、喜びの種が育つきっかけになりますように。

ローレル「絆」

共に･･･。香りが繋いでくれたご縁が、その後、とても良い絆となって育まれています。 循環し調和と不偏を示唆するローレル（月桂樹）。それは、時に「環」であり、時に「輪」であり、時に「和」へと導く香り。そんなローレルが繋ぐ環のように、皆様の絆が結ばれていきますように。