~アロマの資格取得を目指す方のための~ 疑問解決 8ステップ
日本におけるアロマセラピー(以下アロマ)の資格は公的な国家資格ではなく、アロマ関連の協会や学会などがそれぞれの基準を設けて認定をしている任意資格です。ヨーロッパ発祥のアロマは1985年に日本に紹介され、民間の協会や学会などが多数設立されました。その後、日本におけるアロマは著しい発展を遂げ、近年では医療や福祉現場でのアロマの実践や各関係機関による精油の研究も進められ、今ではアロマの先進国になりつつあります。
また、ここ数年、数回に渡りTVで認知症への香りの有用性が紹介され、予防医学に対するアロマの可能性への期待もますます高まっています。ご家庭での楽しむアロマから、リラクゼーション、美容、スポーツ、教育、介護、医療現場まで、どのような場面においても安全かつ有用なアロマを行うためにも、今後、ますますアロマ関連の資格は必要不可欠なものとなっていくことでしょう。
日本における代表的なアロマの協会は3団体あります。
ナード・アロマテラピー協会(NARD JAPAN) URL : http://www.nardjapan.gr.jp/
世界各国のアロマテラピー研究機関と提携し、ホームケア目的の一般使用から様々な専門分野まで、アロマテラピーに関する情報を提供していくための機関。ヨーロッパにおけるメディカルアロマテラピーの情報発信の中心である研究機関NARD(本拠地:ベルギー)の日本窓口で、ベルギーの精油メーカー、プラナロム社の輸入販売元の(株)健草医学舎が母体。精油に対する厳しい品質管理、膨大な臨床データにより、医療、介護従事者、アロマセラピストなどから絶大な支持をされています。2004年より、独自のアロマテラピーに関する研究、研修センター、農場を山梨に設置し、農場研修などの受け入れも行っています。
日本アロマコーディネーター協会(JAA) URL : http://www.jaa-aroma.or.jp/
1995年設立、現在3万人を超える日本最大級のアロマセラピー協会。アロマコーディネーターライセンス取得者の活動支援や職業開発。各種セミナーやアロマに関する様々な分野の情報提供、及びアロマの普及活動。2005年10月には、JAA発足10年を経て、協会及び正会員の活動や実績が広く社会に認知され職業として評価が得られたことで、「アロマコーディネーター」の名称は商標登録されました。また、2012年からスタートしたJAA主催のイベント「いやしの祭典」は、全国の主要都市でも開催され、JAA会員の活躍の場ともなっています。
社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ) URL : http://www.aromakankyo.or.jp/
1996年、日本アロマテラピー協会として設立。その後、2005年、社団法人日本アロマ環境協会として新たに発足。全国展開しているアロマショップの生活の木が母体で、日本有数の会員数を誇る協会のひとつ。アロマテラピーに関する正しい知識の普及、調査、研究活動、アロマテラピー検定、アドバイザー、インストラクター資格認定など。自然との共生を大切にしながら、香りのある心豊かで心地好いアロマの環境づくりを積極的に推進。アロマショップの全国展開により、まずは手軽にアロマを楽しんで頂くための様々な提案を行っています。日本のアロマの普及に大きく貢献している協会のひとつです。
AEAJ、JAA、NARD、どの協会も大変素晴らしい理念を持ち、社会に有益な活動を行い実績を積み重ねている協会です。各協会の設立目的や理念、活動内容などにはそれぞれ特色があります。
各協会のHPも併せてご覧下さい。
もちろん、全くの初心者の方から資格取得は目指せます。そこで、まずは知っておきたいアロマの2つのタイプをご紹介します。
アロマは、歴史的背景などから2つの方向へ発展しました。しかし、現在では、日本をはじめ諸外国においても、ホリスティック、メディカルという明確な括りにとらわれず、必要に応じ適切な方法で芳香療法が行われています。ただし、日本における精油の扱いは医薬品ではなくあくまでも雑貨扱いですので、精油を用いた医療行為はできません。
協会により、資格認定の基準や資格の体系が異なります。まずは、どの協会も、アロマの基礎知識と精油について学びます。その後は、各協会ともに、活動目的に合わせた様々な認定資格や学びの場を提供しています。各協会のHPで、認定資格のシステムや認定後の特典を確認した上で、目的に合った協会の資格を選びましょう。ここでは、当スクール所属協会の最初に取得できる資格をご紹介します。
参考までに
社団法人日本アロマ環境協会は、まず2級、1級のアロマテラピー検定があります。受験資格は設けておらず、市販の書籍を購入して、独学で学習し受験することも可能です。尚、当スクールは、日本アロマ環境協会には所属しておりませんので、アロマテラピー検定対応講座は開講していません。ご了承ください。
1 ご自身、ご家族、親しい方などへのアロマの実践
2 10年前に比べると、アロマの資格を取得された方の活躍の場は格段に増加傾向
アロマショップ、リラクゼーションサロン勤務、自宅サロン開業、アロマスクール経営、アロマ関連講師
3 活用例として非常に多いのが、本業にプラスアルファーとしてアロマを取り入れるケース
マッサージ師、エステシャン、整体師などの施術者、スポーツトレーナー、美容師
インテリアコーディネーター、塾などの教育現場、ホテルや結婚式場、空間演出、商品企画など
4 介護及び医療関係者によるアロマの実践が、ここ数年で特に増加傾向
介護福祉施設、訪問看護、産婦人科、心療内科、ホスピスなど介護、医療現場でのアロマの実践
1 通学で学ぶ。→ 通学をご希望の方は → その7へ
2 通信で学ぶ。→ 各協会のHPをご覧ください。
3 独学で学ぶ。→ 日本アロマ環境協会の2級検定がお勧めです。
※JAAとNARDは、独学では受験資格は得られません。
各協会HPのスクール一覧をご覧下さい。
そして、まずは、お住まいに近い通学可能なスクールを探しましょう。