和のアロマについて

「日本の森から生まれたアロマ」

yuica 森香炉
和のアロマの代表的な存在である森の樹々の香りは、医学的にも免疫系や自律神経系に働きかけることが証明され、心身のバランスを保つひとつの手立てとして大変期待されています。
豊かな森林を持つ長野県は、各地に森林セラピー基地などが配されていますが、豊かに見える森林も少し奥まで足を踏み入れると、崩れ始めた生態系などの厳しい現状を知ることにもなります。
森は、人が人として健やかに生きるためには欠くことができないもの。
長野には、CWニコルさんのように、いかに豊かな森が必要であるかを伝え続けてくださっている人々がたくさんいます。
アロマセラピーで使用する精油は、植物自身が生きていくための営みから生み出されるもので、私達は、自然からの恵みとして使わせて頂いています。
近年、様々な形のアロマセラピーが行われ、アロマセラピーは過渡期に差し掛かっていると感じます。
今、私達は「次世代に向けたアロマセラピーの方向性」として、原料である植物そのものをきちんと理解し、そして自然に還元するために何をすべきかを考え行動することが必要なのではと思います。

yuica認定日本産精油の講座開講にあたって

海外の精油の素晴らしさ

10年以上、ベルギーのプラナロム社の精油をはじめ、主に海外の精油を扱ってきました。
そして、その精油の力強さと素晴らしさを、スクールやサロンにお越しくださる皆様から日々学ばせて頂いております。
ローズの精油によって、生きる力を取り戻した方
ローレルの精油によって、生きがいを見つけた方
その度に、植物が生み出す香りに、どうしてこんなに力があるのだろうと思い続けていました。

有限

その反面、インドのサンダルウッドやブラジルのローズウッドが乱獲により絶滅の危機にさらされ入手困難になり始めた頃から、精油は、本当に必要とする方に、本当に必要な精油を、必要な量だけ、大切にお届けするべきではないかと思い始めました。

出逢い

そして、6年前、ある農場研修で、偶然「日本の森から生まれたアロマ」yuicaの生みの親である稲本正社長にお会いしました。
自らブラジルアマゾンに足を運びロースウッドの現状を目の当たりにされた稲本社長。
「日本の森から精油の材料を採取するにあたっては、種の保存と環境保全を一番に考えている」という言葉には大変説得力がありました。
その後、3.11の震災が起き、立ち止まることを余儀なくされてから3年後に、稲本社長より、yuicaのスペシャリストへのお誘いをいただきました。
そして、飛騨高山へ。
yuicaの森

精油は植物の命の営み

yuica蒸留作業精油はビンに入っていると「アロマオイル」と呼ばれる「香りの雑貨」のような錯覚を起こします。
精油はアロマオイルではなく、植物の命の営みである「エッセンシャルオイル」です。
今まで様々な場所で、蒸留の様子を見て来ました。
しかし、飛騨高山で見た蒸留したばかりの精油の美しさには、何故か思わず涙が出そうになりました。
その精油は、太陽の光を受け、黄金に輝いていました。
そして、あらためて、精油は植物達が生きるための営みとして作り出したものであること。
私達人間は、自然界の恵みを心身の健康のために使わせて頂いているのだということを、心から感じた瞬間でした。

yuica蒸留機

森のこと、樹木のこと、自然のこと

私自身、「ビンに入った精油」からアロマに入りましたので、ともすると、植物からの恵みであることを忘れそうになります。
2015年にスペシャリストの認定を頂いてから、森のこと、樹木のこと、そして長野の自然について学び始めました。しかし、学べば学ぶほど奥が深く、yuica認定のスペシャリストとして、皆様にどれだけの事がお伝えできるのだろうと心から悩みました。

森とつながり、人とつながる

しかし、そんな心配をよそに、森は私に素晴らしい皆様との出逢いと繋がりをもたらしてくれました。
稲本社長はもちろん、森林生態学の専門家、樹木医、林業関係の方、薬草の専門家、そしてジビエの関係の方まで。

まずは、自分の身近な長野の森を知り、日本の森を知り、そして、いつの日か世界の森まで。
私はアロマセラピーが専門であり、アロマセラピストです。
自分の立ち位置を再確認できた今、西洋のアロマの素晴らしい伝承を尊重しつつ、皆様の心身の健康と豊かなライフスタイルのために、日本の豊かな森の香りを皆様にご案内することで、少しでも皆様のお役に立てましたら幸いに思います。そして、まずは、身近な長野の地で、日本の森から生まれたアロマを丁寧にお伝えし考えることを始めています。
そして、皆様とも、共に考え、共に歩んでいきたいと願っております。

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